大福(だいふく)は、小豆でできたで包んだ和菓子の一種。大福餅(だいふくもち)とも。

餅はきめ細かくつかれているものを使い、餡の量は餅と同量以上であることが多い。食用のをまぶしてあることも多い。

餅にヨモギを加えたものや、餡の代わりにイチゴカスタードクリームを入れたものなどさまざまなバリエーションが存在する。 そのまま食べることが多いが、好みによって焼いたり、汁粉に入れたりする。大福を自宅で作る際は、餅に砂糖を混ぜておくと硬くなりにくい。しかし効かせ過ぎると、味がくどくなるので注意が必要である。工場で生産され、流通経路を介して販売される製品も同様の傾向がある。

大福餅は、腹持ちがよいことから腹太餅(はらぶともち)、大腹餅(だいふくもち)と呼ばれていたものが、吉字を使った大福餅に変化したという。

 

種類(一例)

豆大福
大福(紅白)

小豆餡の代わりにの甘露煮が入っている大福。 餅に梅の果汁とシソを混ぜ込んだ大福。

  • コーヒー大福、カフェオレ大福 - 小豆餡にコーヒーの風味を付けたもの。生クリームが入っているもの等がある
  • モンブラン大福 - 小豆餡の代わりにマロン・クリームが入っている大福。
  • プリン大福 - 小豆餡の代わりにプリンのクリームが入っている大福。
  • ティラミス大福 - ティラミスのクリームをコーヒー味の餅でくるんだ大福
  • 塩あんびん - 砂糖を用いず塩で味付けした大福。埼玉県北部で古くから食べられている。
  • カスタード大福 - 小豆餡の代わりにカスタードクリームが入っている大福。

大福に関する文化

  • 大福食い競争 - 主に学校の運動会等で行われる競技の一。徒競走に、途中で大福を食べなければならないというルールを加えた競技であり、パン食い競走の大福版といえる。パンを吊す代わりに、小麦粉が詰められた箱の中に隠された大福を、顔を突っ込み、口のみで探し出し食べる。
  • 『大福』は白くて丸いものの比喩表現として使われることがある。
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