「コミュニティーってなーに?面倒くさそう!」 そんなカタイ頭を柔らかくするコムらぼゼミナール。人生の大半をすごすことになるサイトシティを、より魅力的な街にするために、みなさんのコミュニティーイメージを10倍拡げるゼミのはじまりです。

 最終回 共用施設にも歴史あり その2

前回では、集合住宅の創世記からバブル期までの共用施設を振り返ってみましたが、今回はバブル期以降の集合住宅における共用施設を見ていきたいと思います。

バブル期以降の共用施設をひと言でいえば、日常生活の中で利用されることを大前提に計画された「テーマをもった共用施設」と言うことが出来ます。全ての集合住宅の共用施設がそう言えるかと問われると首を傾げたくなるマンションもありますが、川崎サイトシティをはじめ、特に大規模マンションにおける共用施設では、暮らす人々のライフスタイルを分析した中から共用施設が提案されてきました。そのため、入居後もさまざまな生活シーンの中で利用されるようになってきました。言い換えれば、バブル期の<見栄え重視>から<機能重視>への進化とも言えるでしょう。

では、川崎サイトシティの共用施設はどのようなテーマで作られているのでしょうか。施設の内容に関しては別コラム「サイトシティ活用術」でご紹介していますので、ここではテーマを確認するに留めます。

体育館:「健康」「リラクゼーション」
ミュージックルーム:「リラクゼーション」「自己実現」「社交」
クラフトルーム:「自己実現」「自己発見」「リラクゼーション」「ものづくりを通した仲間づくり」
無認可保育「川崎エンゼルタイム」:「働くお母さん支援」「子育て情報受発信」「子育て仲間づくり」
パーティールーム:「社交」「自己実現」「出会い」「食を通した仲間づくり」
キッズルーム:「子育て情報交換」「運動」
ライブラリー:「情報」「憩い」
ラウンジ:「出会い」「リラクゼーション」「社交」

スポーツスタジオ レッスンルーム 託児所
ライブラリー キッズルーム キッチンスタジオ(パーティールーム)

(写真は1月20日に開催された共用施設内覧イベントより)

 

サイトシティの共用施設に多様なテーマが設定されていることを初めて知った方もきっといらっしゃるでしょうね。しかも、ひとつの部屋に複数のテーマが搭載されています。これは、限られた共用空間を有効に使い、より多くの居住者に利用してもらおうという意図が反映されています。例えば、パーティールームは子どものバースデイパーティー会場として利用できる一方で、本格的な料理教室も開催できるように、設備や広さなどが検討されています。ホームパーティーだけであれば、2つもシステムキッチンは必要ありません。ミュージックルームも楽器の出来る人だけが使うのではなく、防音室という機能を活かして、カラオケや映画が楽しめるように工夫されています。

最後に、これだけ考えられた共用施設があっても、空間や設備があるだけではせっかく用意された機能を使いこなすことは、なかなか難しいものです。そこで<フレンドリークラブ>の登場です。共用施設の活性化とマンションコミュニティーの形成を同時進行的に図っていこうというフレンドリークラブの活動にぜひ参加していただき、みなさんの生活フィールドの中に共用施設を取り入れていっていただきたいと思います。

 

 ◆バックナンバー
第10回 「共用施設にも歴史あり その1」
第9回 「クリスマスを楽しもう」
第8回 「世界のコミュニティー事情」
第7回 「街を元気にするシニアコミュニティー」
第6回 「今年の夏の交流会」
第5回 「たまにはマンションを飛び出そう」
第4回 「マンションを子どもたちのふるさとに」
第3回 「趣味を生かそう」
第2回 「ぼくらの街の音楽会」
第1回 「マンションは街。だから出会いの刺激でいっぱいだ!」



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